成形金型構造

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成形金型について

東大阪の金型設計製作、プラスチック射出成形の北野化成のホームページにご訪問頂き誠にありがとうございます。

金型とは製品を形成し、量産・生産するための金属材料で製作された型の総称。

プラスチック材料を高温で加熱溶融させて注入固化して成形するプラスチック用金型。
金属材料を曲げたり、打ち抜いたりして成形するプレス金型。
金属を加熱溶融し金型へ注入固化させ成形する鋳造金型などがあります。 このページは各種プラスチック用金型について紹介しております。

プラスチック射出成形用金型

プラスチック射出成形にて製品を成形するために用いる金型。

金型とは数枚の金属の板を組み合わせ製品となる部分を彫り込み、その掘り込み空洞部分に加熱溶融されたプラスチック樹脂材料を流し込み製品を成形します。
タイ焼きのイメージとよく似ております。

金型は固定側(キャビティ)、移動側(コア)に別れコア側、キャビ側に製品形状を彫り込み製品形状を形成します。

金型の構造

金型の構造は基本的に大きく分けて2プレートと3プレートがあります。

2プレートは基本的には固定側取付板・固定側型板・可動側型板・スペーサー・エジェクター板上・エジェクター板下・可動側取付板にて構成されています。

3プレートは基本的には固定側取付板・ランナーストリッパープレート・固定側型板・可動側型板・スペーサー・エジェクター板上・エジェクター板下・可動側取付板にて構成されています。

金型の各パーツ

金型には様々なパーツが組み込まれます。

  • ロケートリンク
  • スプールブッシュ
  • ガイドピン
  • サポートピン
  • ランナーロックピン
  • リターンピン
  • プラボルト
  • インローブロック
  • エジェクターピン(押出しピン)
  • 引張りリンク
  • 開き止め
  • 入れ子
  • 締め付けボルト

ロケートリンク

ロケートリンクは成形機と金型の位置、及び成形機のノズルと金型のスプールブッシュの位置を合わすためのものです。

成形機によりロケートリンクの径を選定します。

スプールブッシュ

スプールブッシュとは成形機のノズルから金型内に溶融樹脂を射出注入するときの入り口になります。

ガイドピン

成形時の金型開閉の補助、固定側と可動側の位置決めなどの役割をするピン。

サポートピン

3プレートにおいて固定側の型板・ランナーストリッパープレートの摺動の補助の役割をします。

ランナーロックピン

ピンゲートにおいて、製品とピンゲートをランナーロックピンにてピンゲートを引っ張り製品とピンゲートを切り離す役割があります。

リターンピン

成形時の金型が閉じる際にエジェクター板を押し下げ、金型の損傷を防ぐ役割があります。

プラボルト

金型の3プレートにおいて、成形時に固定側型板とランナーストリッパープレートの開きを制御するボルトになります。

インローブロック

金型の固定側・可動側の位置決めのためにPL面に設けるブロック。

エジェクターピン(押出しピン)

成形時に金型から製品を離型するために設けられえる製品を押し出すピン

引張りリンク

引張リンクとは成形時の金型の開きについて補助する部品になります。

開き止め

開き止めとは、成形機に設置していないときに、運搬時などに金型が開かないように設置する部品です。

入れ子

製品形状などを彫り込む部品になり通常固定側、可動側、通常モールドベースに入れ子をはめ込んで使用します。

締め付けボルト

各部品、入れ子、モールドベースの各板を締め付けるボルト。

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